第14話
asami「sayuと何かあったの?」
ken「なんで・・・」
asami「sayu朝から元気無かったからネ」
ken「そうだったの」
asami「ken君なら知っていると思ったのにな」
   「今日はずっとsayuの応援だし・・・」
ken「この前sayuと約束したから・・・」
asami「渋谷で、そうなんだ」
ken「でも・・・本当はasamiの応援がしたいけど・・・」
asami「またまた」
ken「本当だってば」
asami「そう、でもken君にはsayuがいるしね」
   「sayu、ken君の事慕っているし悪いから・・・」
ちょうど、その時ラストの曲のイントロがうまい具合に流れ出した。
そう、ウサチャンピースの大フィーバーの可能性を秘めた「ピースオブワールド」だ。
kenは、わずかな奇跡を信じ約束どおり最後までsayuの応援を必死に頑張ったが、結局スマイル満面のウサチャンピースを見ることができなかった。そんなkenの姿をみかねてかasamiは、退場するときにkenの前で手話の暗号で「今・日・は・有・難・う・ね・」と送りなんとウサチャンピースをkenにしたのだ。kenは、死ぬほど嬉しかったがでも、どこかでsayuの事が気になり素直に喜べないというのが本音だった。ライブも終了し、kenは吹雪の中東京に帰る夜行高速バスのターミナルで寒い中待っていると、なんと誰かが現れたのだった。それは・・・