第5話
外は、雨ではなく雪が降っていてとても寒い夜。kenは、いつものようにネット喫茶に通っていた。目的は一つ、そうM女のツアー初日を落とすためだ。sayuとの約束いやasamiの笑顔を近くで観る為に必死で頑張るがなかなか会心の一撃で落ちない。やはり、こんなに人生甘くはないなと思いながら・・・。今日もだめかと諦め、また明日があるさと思いながら寒い夜の雪の中を一人さびしく歩いて帰るkenであった。家に着くと、温かいコーヒーを飲みながら恒例になりつつあった会場でasamiに渡す手紙を書くことにした。その時ばかりは、さすがにsayuの事は忘れasamiの事で夢中になれる自分がいた。以前は当たり前の事だったのになと・・・・。